再開発が進む西大宮、これからの開発・建設予定は?

土地の価値

西大宮はどんな街?

西大宮駅

川越線の西大宮駅は、日進駅と指扇駅のあいだに2009年に開業した比較的新しい駅です。開業当初は、駅から北に300mほど歩いた先にコンビニエンスがあるくらいで「何もない」といった印象で、スポーツ強豪校として有名な埼玉栄中学・高等学校の学生の最寄り駅として使用されていました。しかし、2009年からUR都市機構による土地計画区画整理事業「Liv-Field 西大宮」がスタートし、森林・田畑が中心だった西大宮駅の北口は大きく発展しました。

300棟を超えるポラスの「西大宮332プロジェクト」やトヨタホーム、大和ハウス工業など、複数のハウスメーカーによる分譲住宅が供給され、2009年当時は森林と造成中の宅地がある状態でしたが、2023年時点では、西大宮バイパスから北を通る整備された道路を中心に住宅街が広がっています。

航空写真で見た2009年と2023年の西大宮駅周辺

西大宮駅周辺の航空写真の比較

参考:西大宮駅周辺のまちづくり

筆者は、埼玉栄中学・高等学校の隣にある指扇中学校出身で、通学していた1990年代後半は、道路脇にある田畑や森林を横目に通学していましたが、再開発が進んだ現在、西大宮駅近辺をドライブしても当時の面影はほとんど残っておらず、今いる場所が当時のどのあたりなのかほとんどわからないほど大きく変わりました。

開業・オープン予定の施設は?

駅周辺は大型店舗が充実

マルエツ西大宮駅前店

2023年現在、新規に建設予定のスーパーの情報は公開されていません。ただし、西大宮駅から北へ300m歩いた先には、施設の2階にダイソーが入った「マルエツ西大宮駅前店」があり、仕事・通学帰りの買い物にも便利です。また、同じ施設にパン屋やサイゼリアも入っているため、ちょっとした食事を取ることもできます。

さらに北に足を延ばし、アルディーロードの先には「ヤオコー西大宮店」があります。駅から徒歩で歩くと10分以上はかかりますが、156台収容可能な駐車場のある大型店舗ですので、休日に車での買い物にも使えます。

駅の北側に通る西大宮バイバスには、ロードサイドの飲食店やファッション専門店など数々の店があり、西大宮での生活には、車は欠かせないでしょう。

2023年9月にフィットネスジム「H-FITGYM」が新規オープン

マルエツ西大宮駅前店の施設の2階に、2023年9月にフィットネスジム「H-FITGYM」が新規オープンしました。さいたま市・久喜市に複数店舗を展開するはっとり接骨院が監修のジムで、年内まで新規入会キャンペーンがやっているようなので、興味のある人はホームページをチェックするとよいでしょう。

アルディージャ練習場の北側は公園予定地との情報

西大宮駅周辺は西区に残っていた緑豊かな環境を生かした公園づくりも進められています。2004年にオープンした「秋葉の森総合公園」は、当初3.0haで開園し、自然観察ゾーンが拡張して開業して7.5haの広さになり、元々20haで都市計画されていた公園予定地を徐々充実させています。

また、西大宮駅の北口、埼玉栄中学・高等学校から続くアルディーロードの先にあるアルディージャの練習場の北側は、まだ空き地になっていますが、公園予定地となっているようです。

西大宮のこれから・開発予定は?

西大宮駅のこれから・開発予定について見ていきましょう。西大宮駅は、開業後、約15年間、主に駅の北側を中心に再開発が進められ、発展してきましたが、現在は、西大宮駅南口の土地区画整理事業が進行中です(「都市計画道路指扇中央通線及び文化センター通り整備事業」)。

というのも、西大宮駅の南口から続く道路は、幅員が4mほどで車のすれ違いや、歩行者や自転車の安全な通行が困難な状況になっており、かねてからの懸念となっていました。

まだ、調査中の段階ですが、これから道路が整備され、車や歩行者が安全に行き来でき、西大宮駅の南口から東京と埼玉をつなぐ国道17号(新大宮バイパス)へ接続することで、交通利便性の向上、街の発展性が期待できるでしょう。

西大宮駅南口「都市計画道路指扇中央通線及び文化センター通り整備事業」

出展元:さいたま市「都市計画道路指扇中央通線 及び 文化センター通り整備事業

道路の拡張・整備に伴う宅地の開発が進むことも予想され、今までは駅の北側の発展が目覚ましかった西大宮駅周辺ですが、これからは南口の地価の上昇や将来性に期待できそうです。

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