杉並自動車学校が閉校!閉校の理由は?跡地はどうなる?

再開発

杉並自動車学校が2023年9月をもって閉校

井の頭通り沿いにある杉並区宮前の杉並自動車学校が2023年8月をもって閉校しました。元々、日本通運グループの「日通自動車学校」として運営しており、2021年2月に株式会社マジオネットに事業を譲渡し「杉並自動車学校」として開校して約2年半後、閉校となりました。

杉並自動車学校ホームページ
杉並自動車学校HP、現在は閉鎖されている

杉並自動車学校は閉校した後、提供されていた教習所内のコースを運転練習に使える「貸しコース」、企業向け安全運転講習のサービスも、2023年11月26日を持って終了となりました。

杉並自動車学校が閉校した理由は?

杉並自動車学校が閉校した理由は、株式会社マジオネットのホームページなどでも公開されてはいませんが、まず経営難と考えて間違いないでしょう。

というのも、「杉並自動車学校」の元の母体の株式会社日通自動車学校は、東京都杉並区と山形県新庄市の2校の教習所を構えており、2015年に山形校を株式会社国際自動車教習所へ事業譲渡、2021年に東京校を事業譲渡し、自動車学校事業から撤退したという経緯があります。

少子高齢化や職業ドライバーになる人の減少、若者の車離れなど、自動車学校の経営は厳しい環境下にさらされています。日本通運グループも事業の選択と集中を進める理由で、自動車学校事業から撤退したと言われています。

その事業を株式会社マジオネットが譲渡したものの、経営の立て直しとまではいかなかったのが、今回閉校の理由と考えるのが自然な流れでしょう。

杉並自動車学校の跡地はどうなる?

杉並自動車学校の所内で、「貸しコース」、「企業向け運転講習」のサービスが提供されているものの、「貸しコース」も2023年11月26日をもって営業を終了の案内が出ています。金融機関の所有である杉並自動車学校の敷地は、いずれ、跡地として別の活用がされる可能性が高いでしょう。

まだ、跡地の活用方法について明らかにされてはいませんが、井の頭線久我山駅から徒歩12分の立地であり、都内有数の公立進学校として有名な都立西高校のすぐそばですから、大規模マンションや分譲戸建ての建設や、高齢化を背景に杉並区宮前周辺で建設が続く、大規模な老人ホームなどがあるかもしれません(老人ホームには少し土地が大きすぎる気はしますが)。

追記

2024年7月現在、杉並自動車学校の建物、所内のコースの解体工事が進んでいます。

解体工事の事業主は、中央日本土地建物株式会社。ビジネス・オフィスビルの都市開発、「BAUS(バウス)」ブランドの分譲マンション・戸建ての開発・販売を行う、不動産デベロッパーです。シニア向け住宅の実績もありますので、杉並自動車学校の跡地に何が建つのかは、外部からはまだわかりません。

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