流山おおたかの森には富裕層が多い?世帯年収はいくら?

再開発

はじめに

東京の秋原駅と茨城県のつくば駅をつなぐ「つくばエクスプレス」の沿線にある「流山おおたかの森駅」。

つくばエクスプレスの快速で、流山おおたかの森駅から秋葉原駅までドアツードアで25分。商業施設を核とした街づくり、その利便性のよさから、「住みたい街ランキング*」の順位は年々上昇し、2024年は首都圏ランキングの15位と注目のエリアです。新築マンションが立ち並ぶ人気のエリアですから、富裕層が多く住むエリアであって、自分たちが買うのは難しいのでは…と考える方もいるかもしれません。

そこで、どういった方が住んでいるのか、本当に富裕層にしか手が出ない価格帯なのか、調べてみました。

SUUMO住みたい街ランキング2024 首都圏版

富裕層について

まず初めに、「富裕層」とは一般的に、どういった人を指すのか確認しておきましょう。

野村総合研究所が発行したレポートでは、富裕層とは「純金融資産保有額が1億円以上5億円未満」の世帯*と定義されています。純金融資産とは、預貯金、株式、債券、投資信託、年金保険など、世帯として保有する金融資産から住宅ローン、自動車ローンなどの負債を差し引いた額を指します。

この定義だと、世帯年収が500万円であっても、純金融資産保有額が1億円以上であれば、富裕層になります。

しかし、まだ金融資産の少ない若い方だと、年収のほうがイメージが付きやすいと思います。世帯年収2000万円以上を富裕層の目安の一つとすることもあるようですので、本文でも、世帯年収2000万以上を富裕層として、見ていきたいと思います。

野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計

流山おおたかの森の世帯年収はいくら?

流山市の北西部の幹線道路沿いに広がる物流施設

流山市の平均所得

流山おおたかの森駅は、千葉県の流山市にあります。総務省の調査1をもとに、流山市の平均所得を見ていきます。

市区町村別平均所得の全国1位~3位は東京都が独占しており、港区の11,846,562円、同じく千代田区の9,851,789円、渋谷区の9,116,523円となっています。

千葉県の1位は、浦安市 4,576,213円(全国21位)、2位は、市川市 3,973,965円(全国56位)、3位は、流山市 3,972,608円(全国57位)です。

千葉県の3位とはいえ、全国に1,724ある市区町村のうち57位です。流山市の平均所得は全国的に見て高いですが、1位の港区の約1/3程度です。

先ほどの富裕層の定義に照らし合わせても、流山市は、富裕層の方だけではなく、一般の方が多く住んでいるエリアであることがわかります。

ただ、総務省のデータは流山市全体の平均所得に関してであり、再開発が著しい流山おおたかの森付近では、より世帯年収が高い方が集まっていることが容易に想像できます。

しかし、残念ながら、流山おおたかの森駅周辺の世帯年収に関するデータは、筆者の知る限り存在しません。そこで、流山おおたかの森駅周辺で販売された新築マンションの価格から世帯年収を見ていきます。

新築マンションの価格と住宅ローンの関係

新築マンションの価格から、世帯年収を予測する方法を説明します。

マンションや戸建てを購入する際、多くの人は住宅ローンを利用します。住宅ローンは、年収倍率の5~6倍程度を目安に借り入れることが推奨されています。

頭金の中央値は、500万円という調査結果*を踏まえると、6000万円の新築マンションであれば、5500万円を住宅ローンでの支払いにあたるため、世帯年収年収900万円~1000万円の世帯の方が、多く購入していると考えられます。

※1 令和3年度 市町村税課税状況等の調

※2 約2割の購入者が100万円未満の頭金で家を買っている? 平均的な住宅購入時の頭金と住宅ローンの借入金額は?

流山おおたかの森の新築マンションの価格は?

流山おおたかの森駅

流山おおたかの森駅の周辺では、街の再開発が進む中で、多くの新築マンションが供給されてきました。

ここ5年間でも、「シティハウス流山おおたかの森ステーションコート(2018年)」、「ウエリスおおたかの森サウスアリーナ(2018年)」、「ソライエ流山おおたかの森(2019年)」、「クオン流山おおたかの森(2020年)」、「ソライエグラン流山おおたかの森(2021年-2023年)」と、毎年のように新築マンションが供給されています。

流山おおたかの森の人気・知名度の高まり、都心部を中心とした地価の上昇により、流山おおたかの森付近のマンションの価格は上がり続けています。

直近で分譲された「ソライエグラン流山おおたかの森」の販売価格はいくらだったのでしょうか。

「ソライエグラン流山おおたかの森」は、地上15階の大規模マンションです。流山おおたかの森駅から徒歩2分ですので、流山おおたかの森の魅力の一つである大型ショッピングモール、シネマコンプレックス、日帰り温泉施設など、日常の買い物から週末のお出かけまで様々な施設が揃っています。

この「ソライエグラン流山おおたかの森」は、3、4人家族のファミリー世帯で一般的な70㎡の物件で、約5100万円で販売されていました。先ほどの式に当てはめると、流山おおたかの森の新築物件は、世帯年収が700万円~900万円の方も多く購入していると言えそうです。

まとめ

以上、流山おおたかの森は富裕層が多いのか、について見てきました。

流山おおたかの森のある流山市は、年収別ランキングで千葉県内で3位となっており、平均世帯年収が高いエリアです。特に、街全体が再開発され、「流山おおたかの森S・C」を始めとする駅前の充実した施設群が魅力の流山おおたかの森周辺は、より高い世帯年収の家族が集まっていると思われます。

とはいえ、富裕層ばかりが住んでいるエリアというわけではなく、近年販売された新築マンションの価格帯を見る限りでは、世帯年収700万、800万の方も多く購入されていると思われます。

街全体が新しく、都心へのアクセスも抜群の流山おおたかの森駅。ぜひ、この機会に移住先の候補に加えてみてはいかがでしょうか。

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