京王線と京王新線の違いは?紛らわしい2路線の違いを解説します

JR新宿駅南改札 未分類

新宿駅は、JR、地下鉄、私鉄を合わせて12路線が乗り入れる巨大ターミナル駅で、2022年の1日当たりの乗降客数は220万人(!)と世界一を誇ります。

新宿駅から、初台・幡ヶ谷に行くつもりで、京王線に乗ったら次の駅が笹塚だった、ということはありませんか? 筆者は、あります(笑)。学生時代に、女の子との待ち合わせ場所の初台のNTTインター・コミュニケーションセンターに行こうと、京王線に乗ったところ、初台には停まらず、次の駅が笹塚。急いで笹塚駅から乗り換えて…。

とまあ、筆者の昔話はさておき、新宿から初台・幡ヶ谷に行くには、「京王線」ではなく「京王新線」に乗らないといけないのですが、「京王線」と「京王新線」を乗り間違えるという人は、少なからずいるようです。

京王線と京王新線の違いは?

京王線と京王新線の違いは?

「京王線」と「京王新線」の違いは、ずばり新宿駅から笹塚駅までのルートです。

「京王線」は、新宿駅の次が笹塚駅です。それに対し、「京王新線」は、初台駅、幡ヶ谷駅を経由して、笹塚駅に着きます。

「京王線」と「京王新線」は、新宿駅の改札、ホームも違いますし、笹塚駅までの線路も違います。快速電車のように、途中の駅を通過するのであれば乗り間違いに気づきやすいのですが、「京王線」に乗ると、初台駅、幡ヶ谷駅を通過せずに笹塚駅に到着するため、「初台駅だと思って降りたら、笹塚駅だった」とびっくりしてしまう人もいるようです。

地下一階の構内図。現在地が京王新線。京王新線の北側に京王線の改札がある

「京王線」と「京王新線」、名前も似ていて紛らわしいのですが、初台駅、幡ヶ谷駅に用があって京王線に乗る場合は、「京王新線」に乗る必要があると覚えておきましょう。

笹塚駅より先へは、京王線、京王新線どちらでも行くことはできますが、京王新線は笹塚駅が終点の電車が多く、笹塚駅より先に行く電車の本数自体が少ないため、京王線に乗るのが一般的です。

京王線と京王新線の路線図 

「京王線」と「京王新線」の違いを、路線図でも確認しておきましょう。

下の図は、京王線のホームページにある京王電鉄が運営する鉄道の路線図です。図の右下の新宿駅から笹塚駅、代田橋駅、明大前駅、下高井戸駅と左に続く路線が「京王線」です。

一方、先ほどの「京王線」の新宿駅から、左下の初台駅、幡ヶ谷駅と続く路線が「京王新線」です。図を見るとわかるように、都営地下鉄新宿線と京王線は相互乗り入れを行っていますが、都営新宿線から京王線に乗り入れた場合は、京王新線のルート、つまり初台駅、幡ヶ谷駅を経由します。

京王線新宿駅と新線新宿駅

「京王線」、「京王新線」どちらも新宿駅なのですが、両者を区別するために、「京王線」の新宿駅を「京王線新宿駅」、「京王新線」の新宿駅を「新線新宿駅」と呼ぶことがあります。

「京王線新宿駅」は、JR新宿駅に到着したら、B1Fにある「中央西改札」へ向かいます。中央西改札の隣に、京王線への連絡通路がありますので、改札の外へは出ずに、通路をそのまま進むと、「京王線」の改札に到着します。

京王線新宿駅の改札
京王線新宿駅の改札

「新線新宿駅」への行き方ですが、こちらは冒頭の写真で紹介した2Fの新宿駅南改札からが便利です。改札から出て右方向へ進み、京王新線・都営新宿線の案内板に従って、階段を下りていくと京王新線・都営大江戸線・新宿線の改札に到着します(京王新線・都営大江戸線・新宿線の改札は共通です)。

都営大江戸線・京王新線・都営新宿線の改札
京王新線、都営新宿線。都営大江戸線の改札。3路線共通の改札となっている

京王新線について

ちなみに、文中で紹介した「京王新線」はあくまで通称で、正式には「京王線」の一部です。1978年に京王新線新宿駅を開業し、1980年から都営新宿線との相互直通運転を開始しました。

京王線の複々線化により、新宿~初台間の混雑率は随分と緩和されたそうです。このあたりは、京王線の歴史・沿革に詳細が書かれています。

まとめ

以上、「京王線」と「京王新線」の違いについて解説しました。

「京王線」と「京王新線」の違いは、新宿駅から笹塚駅までのルートで、「京王線」は、新宿駅の次が笹塚です。それに対し、「京王新線」は、初台駅、幡ヶ谷駅を経由して、笹塚駅に着きます。

「京王線」と「京王新線」の違いがわからない、紛らわしいと思っている方は、参考にしてみてください。

この記事を書いた人

コメント

  1. Naoko より:

    両者の違いがよくわからず、不思議に思っていました。
    わかりやすく説明していただき、すっきり理解できました!
    ありがとうございました。

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